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「自分がほしいもの」から始まったプロデュース

牧瀬里穂さん

Rei Kikukawa

Photo:Akemi Yoshihara
Interview&Text:Miki Nakanishi

ファッションブランド「Sucre par Riho」のデザインや、アロマブランド「re-re」のプロデュースを手がける女優の牧瀬里穂さん。彼女がその上で基本にしているのは、“自分ならこれがほしい”という視点だそう。本当に欲しいものを知り、本当に似合うものをまとう。そんなふうに生活を楽しむ秘訣を、現在の活動とともにうかがった。

「バレエは子どものころから通っています。運動のために、今もときどき行きますね」
そう語るのは、女優の牧瀬里穂さん。趣味の読書は雑誌の連載になり、最近では服のデザインやアロマもプロデュース。
「日舞を始めたのは21歳のとき。実はすごく悩んでいた時期でした」

デビュー後、一躍人気が出て、CM、映画、テレビドラマを掛け持ちする忙しい日々のなかで、自分のペースを見失いそうになっていたという彼女。そのときあえて始めたのが日舞だった。
「演技の経験がなかった私は、日々、自分の引き出しがいっぱいある“ふり”をしてお芝居をやっている気がしていました」

そんななか、仕事以外にもつ時間の大切さに彼女は気づいた。

「先生がすごく融通をきかせてくださる方で、夜の12時でもお稽古をしてくれました。お稽古場もすごく立派で。忙しくて時間も不規則だからお稽古ごとは無理と思い込んでいましたが、“こんな出会いがあるってことは習っていいってことなんだな”と。そういうところはわりと楽天家なんですよ(笑)」

さらに、30歳のときには3ヶ月間休業、カナダへ留学した。得たものは語学力だけではない。

「外国の人って興味あることがハッキリしているじゃないですか。私も、本当にやりたいことを考えました。そうすると、だいぶ無駄なものがそぎ落とされますよね」

 

PROFILE
牧瀬里穂 Riho Makise
1989年デビュー。JR東海「クリスマス・エクスプレス」のCMで脚光を浴びる。映画『東京上空いらっしゃいませ』と『つぐみ』で、日本アカデミー賞はじめ全15の賞を受賞。30歳のときにカナダへ3ヶ月間留学。最近はファッションブランド「Sucre par Riho」やアロマブランド「re-re」のプロデュースでも話題に。