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Feature

ROSALBA BRUCE COLLECTION

vol.5 田中 豪(アイスホッケー選手)

本誌に登場したアイスホッケー界のプリンス・田中豪選手。7月末から単身ドイツに渡り、新たなチャレンジの第一歩を踏み出した田中選手のアイスホッケーへの熱い思いや学生時代の秘話第1弾をご紹介。

ROSALBA BRUCE COLLECTION 田中 豪(アイスホッケー選手)

子供時代からホッケー一筋
プライベートは……?

幼い頃からアイスホッケーとともに育ち、まるでアイスホッケーのために生まれてきたような田中豪選手。小中高時代はコーチを務める父親からの厳しい指導を受け、この10年来、スケート靴を履かない日はないのだとか。
「高校時代は練習と受験でプライベートはほぼなかったですね。大学時代も寮の仲間と朝6時から練習をして、学校の授業が終わったら、夜にはまたトレーニングをするという日々でした。今まで生きてきた時間の大半は氷の上にいるんじゃないかな(笑)」
でも、大学時代は北海道から上京してきて誘惑も多かったのでは?
「早稲田にはアイスホッケーの推薦で入ったということもあり、上京する際、早稲田出身だった高校の先生に『お前のやるべきことは、アイスホッケーなんだからな』と釘を刺されました。実際、いい選手だったのに東京でダメになってしまった人もたくさん見ていますし…・・・。僕はトップリーグの選手になりたいという目標があったので、先生の言葉を肝に銘じて4年間アイスホッケーに専念しました」
そんななか、休日には先輩と高円寺や吉祥寺の古着屋巡りを楽しんだりもしたそう。
「学生時代は寮のなかでアメカジ系の古着が流行っていたんですよ。ほとんど後輩にあげちゃってもう残っていませんけど。今は古着というより、オフはTシャツに短パンなど、カジュアルなスタイルで過ごすことが多いですね」

ハードな氷上の格闘技
その迫力が楽しい! 

周りの友達にも「楽しいから絶対にやったほうがいいよ!」とアイスホッケーを勧めているそう。
「みんな『怖いし無理』とか『転んだら痛そう』とか言うんですが、一回でも氷に乗れば、その楽しさが分かると思うんです。靴はフィギュアスケートよりも重くてハードなんですが、慣れればスピードもつけやすいし、素質のある人はすぐに上達しますからね」
とはいえ、アイスホッケーは“氷上の格闘技”とも言われる過酷なスポーツ。
「スタイルは陸上ホッケーに似ていますが、攻守の切り替えの速さなどのゲーム展開はむしろバスケットボールに似ています。ただ、アイスホッケーは氷上でスピードがあるので、骨折したり、顔を切って縫ったり、歯が折れたりなんていうのは日常茶飯事です。ラッキーにも、僕は今まで一度も大きなケガはないんですが。小学生のとき、ひざの皿にひびが入ったんですが、知らないうちに治っちゃいました(笑)。 プレー中はゲームに夢中で、ケガの怖さなんて吹き飛んじゃっていますね」

PROFILE
田中 豪 Go Tanaka
1983年10月6日生まれ。北海道札幌市出身。身長173cm体重74kg。少年時代は雪印ジュニアに所属し、北海高校、早稲田大学在学中も一貫してアイスホッケー部に所属。大学卒業後、SEIBU プリンス ラビッツのFWとして活躍。同チームの廃部に伴い、2009年夏よりドイツリーグのESVカウフボイレンに移籍。U‐18世界選手権日本代表2回、U-20世界選手権日本代表2回、ユニバーシアード日本代表1回、世界選手権日本代表2回出場。
ROSALBA BRUCE COLLECTION 田中 豪(アイスホッケー選手)

移籍先のチーム「ESVカウフボイレン」のユニホームは、まさにドイツカラー。
この撮影で初めて袖を通したそう。

Photo:Miho Asaba(OWL)
Text:Satsuki Kutsuwada(Luna Subito)