手紙で伝えるまっすぐな想い
木下さんが手紙を書くようになったのは10歳の頃。もともと絵を描いたり、物を作ることが好きだった彼女にとって、手紙はひとつの創作物でもありました。以来、生活のなかにごく自然に手紙が存在しています。
「学生のときは、自分の夢ややりたいことを書き綴った手紙を、友人と送り合ったりしていました。でも今は、お礼や、友人と会うまでのご機嫌うかがいのようなものが多いです。消印が見たくて海外から自分宛てに出すこともあります」
出会った人とも、たとえそのときにうまく話せなくても、仲良くなりたいと思ったら手紙をあとから送るそう。焦ることなく、きちんと伝えたいという誠実な気持ちが、ペンをとらせています。
「個展を見たときもなんかも、感想を書いて送ったりします。長く書いたりしなくても、届いたらうれしいと思ってもらえるかもしれないから。手紙を書くことで、自分の気持ちが伝えられたって満足できるんです。だから返事は気になりません」
ROSALBA Vol.17より一部抜粋
著書を出すきっかけになった手紙や、夢をかなえた手紙のエピソードや、オリジナルレターセットの作り方、木下さんが普段から使っている手紙道具などは、本誌をぜひご覧ください。
| PROFILE |
木下綾乃 Ayano Kinoshita
イラストレーター。手紙、文房具好きとしても知られ、著書に『手紙を書きたくなったら』『木下綾乃のレターブック』(ともにWAVE出版)、『手づくりする手紙』(文化出版局)、『文房具さんぽ』(世界文化社)など。手紙好きのための手帳「フミ手帖」や手紙文具「pigeon gram」(MARK's inc.)のプロデュースも手がける。 |
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