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世界でいちばんおいしい!

わたしの国の手作りスープ

コンソメ、ブイヤベース、ふかひれスープ……etc. 世界にはおいしそうなスープがいっぱい。日本でレストランを開いている外国人シェフのみなさんに、故郷のスープを作ってもらい、とっておきのエピソードをうかがいました。

ズッパ・ファジョーリ
RESTAURANT DATA
エリオ ロカンダ イタリアーナ エリオ ロカンダ イタリアーナ
東京都千代田区麹町2-5-2
半蔵門ハウス1F
TEL:03-3239-6771
営業時間:ランチ 11:45~14:15(L.O.)
ディナー 17:45~22:15(L.O.) 日休み
http://www.elio.co.jp
おばあさん直伝の南イタリアの味

ズッパ・ファジョーリ

金時豆とムール貝を使ったズッパ・ファジョーリは、昔からイタリアのカラーブリア地方で食べられてきた伝統的なスープ。街道沿いのロカンダ(旅館)を経営していたおばあさんから教えてもらったというエリオ・オルサーラ氏がほかほかのスープを作ってくれた。

「豆やオリーブオイルといった材料を惜しまず、いいものを使うのがおいしく作るコツ。旅人に料理を出してもてなしていたおばあさんは、ロカンダにやってくる人が誰であっても、分け隔てなく自分の息子や娘のように接していました。あなたは痩せすぎだから、もっといっぱい食べなさいって、勝手にお客さんのお皿に盛りつけてしまうんです(笑)。そんな愛の溢れるおもてなしこそが、今こうして日本で料理人として生きている私の原点かもしれないですね」


エリオ・オルサーラ氏

 

結婚を祝福する幸せの味

オニオングラタンスープ

コンソメやブイヤベースと並んで、フランスを代表するスープのひとつ、オニオングラタンスープ。
「今ではフランス全土はもちろん、世界中で親しまれているスープだけれど、もともとはリヨン地方で生まれた料理」と語るのは、フランス・リヨン出身のクリストフ・ポコ氏。たまねぎと幾層にも重なったチーズとパンの組み合わせがおいしいこのスープは、実は結婚式のときにも欠かせない料理だという。

クリストフ・ポコ氏 「フランスのウエディングパーティーは、ディナーのあともダンスパーティーがあります。主役のふたりはここで帰りますが、ゲストたちは朝方まで遊ぶんです。早朝になったら、親友たちがふたりの寝ている新居に押しかけて、ベッドをひっくり返したりしていたずらをするのが慣習(笑)。そして朝ご飯にみんなで、熱々のオニオングラタンスープを食べるんです。フランスの人たちにとってこのスープは、祝福の気持ちがこもった幸せの味なんですよ」

オニオングラタンスープ
RESTAURANT DATA
ルグドゥノム ブション リヨネ ルグドゥノム ブション リヨネ
東京都新宿区神楽坂4-3-7
TEL:03-6426-1201
営業時間:ランチ 11:30~14:30(L.O.)
ディナー 18:00~22:00( L.O.) 月休み
http://www.lyondelyon.com

Photo:Naoko Homma