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Feature

洋館を受け継ぐ

桐島かれん 「ハウスオブロータス」のこと

凛としたたたずまいと卓抜したセンスで、幅広い年齢層の女性たちから支持され続ける桐島かれんさん。住まいとして8年間過ごし、現在は期間限定のセレクトショップとしてオープンしている洋館「ハウスオブロータス」で、独自の美意識に基づく住空間への徹底したこだわりについてうかがいました。
洋館を受け継ぐ 桐島かれん 「ハウスオブロータス」のこと

2階から吹き抜けになったサンルームは、桐島さんのお気に入り空間。上田氏の撮った家族のアルバム『at Home』や、自身の著書『手作りのある暮らし』の背景としてもたびたび登場する。

PROFILE
桐島かれん Karen Kirishima
1964年、神奈川県生まれ。上智大学在学中にモデルの仕事を始める。86年、資生堂の春のイメージキャラクターに起用され、一躍脚光を浴びる。その後もモデル、女優、ラジオパーソナリティー、イラストレーターとマルチに活躍。93年に写真家・上田義彦氏と結婚、4児の母でもある。

古い洋館は原風景
手入れさえも楽しい

 東京・麻布の閑静な住宅地に建つ築70余年のシックな洋館「ハウスオブロータス」は、桐島さんが家族とともに8年間暮らしていた思い出の家。そこには、桐島さんの揺るぎない美意識が隅々まで豊かに息づいています。
「前からこの界隈は犬の散歩コースで、この家を見つけたときからいいなと思って気になっていたんです。以前葉山で暮らしていた家もそうですが、昭和初期の洋館には和洋折衷で独特のスタイルがありますよね。当時は1軒建てるのに5年以上もかけたりと、今では考えられないほど手間ひまをかけて丁寧に作っています。だからこそ、古くなってもますます味わい深くなっていくんでしょうね。本当の意味で贅沢で価値があると思います」
 少女時代から住空間に対する感覚を育んできた彼女。自身も独身時代から趣のある古い家を求めて暮らしてきました。ただし、そうした家は古くて風情があるぶんだけ、相応の手入れも欠かせないそう。
「どうしても気密性が低く、冬はとても寒いですし、壁に穴を開けるのが嫌でエアコンもほとんど取り付けていなかったので、石油ストーブを使い、服を5枚も重ね着していました(笑)。ガラス窓の木枠のそうじも大変です。こういう家は手入れすること自体を楽しめないと、とてもじゃないけど住めない(笑)。我が家では特に夫が古い家を直すのが趣味なんですよ。この家の壁も以前はペンキが塗られていたのですが、壁は聚楽(じゅらく)がいいと京都から専門の職人さんたちを呼んで塗り直したくらいです。以前フランス人の方が住んでいたようですが、あちこち改装されてしまったところを、できるだけ昭和初期のオリジナルな状態に戻すようにして手直ししてきました」

EVENT INFORMATION
ハウスオブロータス 「BALI BALI LOTUS展」開催
期間:2009年7月1日(水)~7月20日(月)
桐島さんがバリで買い付けた家具や雑貨を、ハウスオブロータスで展示販売します。今回着用しているオリジナルウェアも販売予定。
お問合せ:03-5447-5288(ハウスオブロータス)

Photo:Takeshi Ito
Text:Satsuki Kutsuwada(Luna Subito)